アルバイトに関する新しい規定
2013年3月20日
ミニジョブ(Minijob)はドイツで所得税が課税されないアルバイトのことを指す。主に学生でミニジョブをしている人はごまんといる。企業の正社員でも夜に飲食店でミニジョブをこなし、生活の足しにしているケースがある。
日本では年間103万円以上稼がない限りアルバイトとして課税をする必要はない。ドイツでは月450ユーロ(約55、000円)未満の収入が非課税の条件だ。2012年までは400ユーロだったのが、2013年から450ユーロに上がった。そして1年の雇用期間のうち2か月間は450ユーロ以上稼ぐことが許される。例えば同僚が入院をした際に代理で多めに働けるということだ。
ミニジョバー(Minijobber。ミニジョブをする人。)の存在は企業にとってはありがたい。しかし政府にとってはミニジョバーが正社員と違って、年金に加入していないのが長年の問題だった。それがミニジョブ代の値上がりと共に2013年1月1日から変わったのである。一か月に401ユーロ以上450ユーロ未満の収入があるミニジョバーは給料の3、9パーセントを負担すれば年金加入ができる。3、9パーセントというと月450ユーロの収入で17、55ユーロ(約2100円)に値する。年金加入は拒否することもできるが、この新規定は長期のミニジョバーにとっては将来の良い保障でもあるだろう。
<追記> 450ユーロの価値
日本円に換算して約5万5千円の収入は決して多くはない。だが、幸いドイツの暮らしは日本ほど高くつかない。ドイツで月450ユーロあればできることをまとめた。
(注:全て大人一人に足りるように推測している。)
クレジットカードは海外旅行には欠かせないもの。現地通貨を十分用意していたとしても、念のために持っていた方が安心します。ドイツ旅行に関していえば、ドイツはクレジットカード社会ではありません。