Grüße aus Fukushima (邦題「フクシマ・モナムール」”Fukushima, mon amour")

ドイツ人監督ドーリス・ドリエが福島を舞台にした映画に挑戦

 

東日本大震災後、原子力発電から抜ける意志を固めたドイツにとって、この災害は遠い外国で起きたことでも自分たちと関わりがない出来事ではない。1980年代から日本に惚れ込んでいるドーリス・ドリエ監督が「Hanami」(2008)の次に撮った日本をテーマにした作品の舞台はなんと福島である。

 

話は結婚に失敗し、不幸の渦の中にいるドイツ人女性(ロザリー・トマス)が仮設住宅に住むお年寄りのボランティアをしに来日することから始まる。そこで少し英語を話す年配の芸者(桃井かおり)に出会い、二人は仮説住宅から逃げ出し、立ち入り禁止区域にある半壊した家で共同生活を開始。しかし、お互い深い心の傷を負っているため、ぶつかり合うことも・・・

 

この映画の見応えはどんなに崩れてしまっても、人々にとって故郷とはいかに大切なものかを教えてくれる点だ。また、緑茶の飲み方など普段は気にもしない、落着きのある日本文化の良さが表現されているのも良い。外国人の視点から見た日本の姿と福島の現状が交差した作品になっている。

 

残念な点は邦題がなぜかフランス語になっており、原題の意味(=福島からの便り)を含んでいないことぐらいだろうか。

 

なお、「フクシマ・モナムール」は第66回ベルリン国際映画祭(2016年2月)にて、ハイナー・カーロウ賞と国際アートシアター賞を受賞している。

 

 

 

ドリス・ドーリエ監督が日本について語っている過去のインタビュー:

 

ドイツ語 https://www.goethe.de/de/uun/akt/20397444.html

 

英語 https://www.goethe.de/en/uun/akt/20397444.html

 

 

 

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