ドイツに住んで変わった自分

海外に暮らすと誰もが少しは変わると思います。価値観だったり、外見だったり、性格そのものが激変する人もいるかもしれません。私は2005年に渡独し、今年でドイツ生活13年目。歳を重ねて成長した自分もいますが、ドイツに暮らすことで影響を受け、変わったことをまとめてみました。

©Unsplash/Ross Findon
©Unsplash/Ross Findon

<メンタリティー編>

・すぐに「ごめん」と「すみません」を言わなくなった

日本人の特徴に「小さな出来事でも謝罪する」ことが当てはまると思います。職場で自分が悪くなくても謝る。私生活では5分でも遅刻したら連絡を入れ、「ごめん」の一言を添える。ドイツ人は逆に自分が悪くても謝らないことがあります。そのメンタリティーは個人的に好みませんが、私も必要以上に謝らないようになりました。自分が申し訳ないことをした時だけ、状況と相手を見極めて“Entschuldigung“ 、„Tut mir leid“ と„Sorry”を使い分けるようにしています。

 

・理不尽なことにちゃんと対抗するようになった

嫌なことをされたり、そんな場面に遭遇したら対抗する。例えばオンラインで注文したものが遅れる、頼んだ食べ物が塩辛い、前もってホテルの部屋を予約していたのにキャンセルされた、など主にサービスが悪いとちゃんと文句を言うようになりました。以前も言えたは言えましたが、もっと怒りを込めて言えるようになったのです(笑)理不尽なことにきちんと対抗できることは仕事でも役に立っています。ドイツ人も気に入らないことは割と遠慮せずに言いますからね。相手に侮られなく、フェアに扱われるようになるためには対抗心を見せることが大事です!

 

<生活編>

 ・旅行保険に入るようになった

ドイツ人は保険好きというか、保険に加入することで安心感を得、できるだけリスクを避ける民族と言えます。例えば3分の2のドイツ人が入っているのが賠償責任保険(Haftpflichtversicherung)。人に怪我をさせてしまったり、賃貸物・他人のものを壊してしまった場合に補償される保険です。更に訴訟保険(Rechtsschutzversicherung)などに加入している人までいます。

私は夫と知り合ってからフライトを予約する際、旅行保険に加入するようになりました。以前は、年に数回も飛行機に乗るため毎回保険に加入していたら馬鹿馬鹿しいと思っていました(今でもちょっと大げさだと思いますが・・・)。しかし、ドイツ人の夫にとっては常識なので今は毎回加入しています。幸い、今まで役に立ったことは一度もないですけどね。

 

・色んな言語が飛び交う環境が普通になった

ドイツの外国人率は全人口の約11%。ドイツ国籍を所有している外国人やハーフも多いため、よっぽどの田舎に住んでいない限り公共の場でドイツ語以外の言語(トルコ語、アラビア語、中国語、ヨーロッパ各国の言語など)が聞こえてくるのは日常。相席の人が何を話しているか分からないのも当たり前です。逆に一言語しか聞こえない国にいるととても不自然な感じがします(ポーランドや南イタリアに行った時にそう感じました)。国際的な雰囲気に体が慣れてしまったのですね(笑)

 

・お米を食べる日数がかなり減った

私は元々一日三食お米という食生活を送ってはいなかったのですが(朝はパンかシリアル派)、ドイツでは更にお米を食べる回数が減りました。ちなみにご飯を炊くならスーパーで手に入るミルクライス(Milchreis)というタイプのお米を買っています。もちもち感が日本米に似ていて、安いのでお勧めします。(日本米にこだわるなら、アジアショップか日本食料品店に行ってください。)

代わりにじゃがいもをたくさん食べているのかと言うと、そうでもないです。パンを一日二回食べたり、最近はパイ生地を使った料理を楽しんでいます。

 

・寒さに強くなった

ドイツに住み始め最初の3-4年は冬はとにかくズボンの下に厚いタイツを履くことが当たり前でした。無論、長いブーツも持ち合わせています。それが段々寒さに慣れてきて、厚いタイツが薄いストッキングに代わり、この冬なんてストッキングなしで過ごすことができました!ズボンと靴下だけで大丈夫な冬が来るとは・・・マイナス10度の日が少なかったことと妊娠で太っていたことも関係していると思いますが。今年の冬はどうなることか。

 

・ピンヒールを一切履かなくなった

売っていないわけではないのですが、買わなくなった靴のタイプはピンヒール。チャンキーヒールとウェッジソールは履きますけどね。ピンヒールはドイツの歩道には向かないことに一年目に気づきました。石畳の道(大抵の旧市街に存在)を歩くと挟まるわ、傷はつくわ、靴がかわいそう。だから卒業しました。