ドイツで結婚式に招待されたら?来客としての心構え

私は今まで10回結婚式及びパーティーに呼ばれたことがあります。その内のほとんどはドイツかオーストリアで行われました。さて、ドイツの結婚式に招待されたら何を着ていけばいいのでしょう?ご祝儀をあげるべき、それともプレゼント?式の流れは?ドイツの結婚式は日本のスタイルとかなり異なります。今日はそんな疑問を解決していきます!

©Unsplash/Gianni Scognamiglio
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結婚式の種類

招待状が届いたら、まずは内容をきちんとチェックしましょう!ドイツの結婚式には3つのタイプがあり、全ての式に呼ばれるとは限りません。

・Standesamt(登記所) 市役所内または別館にある登記所で20分ほどの儀式があります。ドラマで見るような教会の式に似ていて、役所の方が祭壇に立ち、ちょっとしたスピーチをします。誓いのキスや指輪の交換もします。ドイツでは登記所の式は必須です。これによって結婚が正式に認められます。式の後はテラスなどでスパークリングワインを飲んだりすることが多いです。(用意は自分達で行います。)

私達はミュンヘンで結婚したのですが、その時はピアノの伴奏もありました。事前にリストから3曲まで選ぶことができました。

・Kirche(教会) キリスト教の国なのでカップルによってはきちんと教会で式を挙げる人もいます。こちらは花嫁が父と腕を組んで歩くことから始まり、流れもドラマのシーンに似ています。ミサを含め全体で30分程度でしょうか。その後は教会の外に集まって、次の場所に移動するのが主流です。

・Feier/Party(パーティー) パーティーはレストランやイベント会場で行われるのが普通。登記所か教会の式の後に続く場合もありますし、別の日に行われることもあります。また、カップルによっては自宅のお庭でバーベキューをしたりと、簡単に祝います。ドイツのパーティーはバンドやDJが場を盛り上げたり、ゲームなどをしたり(椅子取りゲームなど)、招待客全員を巻き込み楽しむスタイルです。

 

さて、身内ならまず全ての式に招待されることが普通でしょう。例外として夫の知人は自身も妻も大学に勤めているため「大学関係者だけのバーベキューパーティー」を行いました。呼びたい人が多く、しかし全員招待すると人数オーバー・・・こんな時はこのように家族などは抜きにして、特定のグループで集います。

実際、友人の身で登記所に呼ばれることは少ないです。祝杯するお部屋が十分大きいとは限りませんし、そんなに面白いものでもないので、ブライズメイドではない友人は来る必要がないと考えるカップルが多いです。現に私も午前中の登記所の式は家族とブライズメイドだけで済ませ、午後4時からレストランでパーティーを行いました。

歴史建造物内に登記所がある都市では友人を呼ぶのも良いおもてなしになりますけどね。(元ルームメイトが結婚したフュッセン市役所はなかなか味がありました!)

 

日本と異なる大きな点は職場の上司や同僚を呼ぶ習慣がないこと。プライベートでも会う仲だったり、本当にお世話になっている人なら招待されることもありますけれど(上記のバーベキューのように)、礼儀として会社の人を呼ぶということをドイツ人はしません。

 

出席は一人で?

ドイツではパートナーがいる人は相手も連れて来るのが当たり前です。自分のパートナーが新郎新婦と交友がなくてもです。子供がいる人はどうするか事前に伝えてください。子供の参加を拒否するカップルはその旨を招待状に書くと思います。(珍しいですけど、友人にそのような招待状をもらった人がいます。)

それではフリーの人は?「他に友達がたくさん参加するから一人でも平気!」というなら問題ありませんが、正直心細いこともありますよね。そんな時は友人を一人連れてきて良いか事前に確認してください。断られることは滅多にないはず。パーティーでは知らない人と話す機会が多いので人見知りをしない、社交的な友人を選ぶことをお勧めします!

 

招待客にかかる費用

結婚式とは招く側も招かれる側もお金がかかるもの。招待客としてかかる費用は・・・

・ご祝儀

プレゼント(食器、ベッドカバーなど)をあげる人もいますが、お金をあげるのが一般的ですね。実際、ドイツ人の多くは結婚前にもう同棲していることが多いため、新居のために何かが必要とは限りません。

気になるのはご祝儀の相場です。私達は友人(二人一組)から30~150ユーロもらいました。つまり人によって異なります(笑)夫と私は一人50ユーロと考え(この額でコース料理一人分賄えると予測)、夫婦で100ユーロ渡すようにしています。学生だった頃はあまりお金がなく、旅費もかかったため、20ユーロのプレゼントをあげたこともあります。なお、友人の付き人として出席する場合は自分で用意する必要はありません。それは友人と相談してください。

なにはどうあれ、ドイツで渡すご祝儀の額は日本に比べて少ないです。予測することも難しいため、ドイツで結婚する方はご祝儀を結婚式の予算に入れない方が無難です!

・旅費 

開催場所によっては宿泊が伴います。宿泊費等は自己負担が一般的です。新郎新婦がホテルの部屋を抑えているケースもありますので、必要な時は聞いてみてください。

しかし、もっと立地が便利で安い宿泊先があればそちらを優先して問題ありません。(後ろめたさを感じる必要なし!)私達の結婚式にはキャンピングカーで来て、レストランの駐車場で寝た人もいました(笑)

 

気になるドレスコード

当日の格好は招待状に書いてあるドレスコードに(なるべく)従ってください。Smart Casual(スーツ姿をデニムで崩したスタイル)やTrachten(ドイツの民族衣装)などと書かれている場合があります。私は「ウェスタン・スタイル」を求められたことがあり、その時はウェスタンブーツにデニムとシャツを合わせて出かけました。しかし、パーティースタイルの人もたくさんいました。

何も書かれていないのならば、結婚する二人の雰囲気に合わせるのも手ですね。例えば花嫁がミニ丈のドレスを着ることが分かっていれば、ロングドレスは避けるなど。

間違いがない着こなしは

男性:スーツ、きれいめなジャケットにチノパンツ

女性:ワンピース、きれいめなトップスにスカートかパンツ(単色でも柄物でもOK)

ところでドイツ人はお祝い事のTPOにうるさくないので、デニム・Tシャツ・スニーカーやビーチサンダルで来る人もいます。日本ではありえないですが、そのような人を見かけてもびっくりしないでくださいね(笑)

パーティーの説明にも書きましたが、自宅のお庭などで開催される場合は普段着で問題ないと思います。私も2回バーベキュー結婚パーティーに参加したことがありますが、新郎新婦含めスマートカジュアルか普段着でした。