人気の趣味から分かるドイツ人の私生活

皆さんは自由時間がある時にどんなことをしていますか?仕事・家事などを終えた後、週末もしくは休暇中に行っている趣味はありますか?

私の趣味はジャズダンス、フランス語と映画鑑賞です。映画はともかく、最初の二つはドイツではあまりメジャーな趣味ではありません。あ、日本でもそうか(笑)自分の趣味の話を友人にするとまず、ジャズダンスはジャズ音楽を聴きながら踊る社交ダンスではないことを説明することから始まります。(ジャズダンスの知名度は他のダンスに比べて低いです。)フランス語に関しては、「フランス人の親戚でもいるの?それとも仕事で必要とか?」と質問されますが、どちらも答えはノーで本当にただの娯楽として学んでいるだけです(笑)

 

それではドイツ人にとってメジャーな趣味とは何でしょうか?2017年に14歳以上のドイツ人を対象にStatista(ドイツの世論調査会社)が行ったアンケートによると、ドイツ人は主に下記の活動に自由時間を割いています。

1位 園芸 26,8%

2位 ショッピング 27,4%

3位 クイズ 15,8%

4位 外食 15,7%

5位 コンピューターゲーム 13,8%

6位 簡単な修理作業(壁紙の張替、壁塗りなど) 11,1%

7位 フィットネススタジオ 10,4%

8位 ハイキング 9,6%

9位 複数の人数で行う社交ゲーム(モノポリーなど) 7,9%

10位 ジョギング・トレイルランニング 7,5%

 

消費(ショッピング等)、社交(外食等)、スポーツ(フィットネス等)に関する趣味はランクインしていて納得します。逆に「これこそドイツ人っぽい!」と思ったのは1位の園芸、3位のクイズと6位の修理です。日本人から見るとちょっと変わった趣味でしょうし、ランクインするほど人気なの、と驚く方もいるのでは?私なりに解説してみました。

 

 

街中にあるレンタルガーデン。右に見えるのが「庭の家」(Gartenhaus)。©Flickr/Larissa Pahomov
街中にあるレンタルガーデン。右に見えるのが「庭の家」(Gartenhaus)。©Flickr/Larissa Pahomov

1位 園芸

 

園芸・・・まさに私とは無縁の世界(苦笑)でも確かに納得がいく結果!なぜなら、ドイツでは庭付き一戸建てに住んでいなくても、マンションに小さなお庭やベランダが付いていることが多々あります。更に、自宅で園芸ができない人はレンタルガーデンをしていることも!それもただ畑の一部を借りるのではなく、Gartenhaus と呼ばれる小屋まで借り、「自分の庭園」作りにこだわっている人もいるのです。このようなレンタルガーデンは大都市でもちょこちょこ密集してあるので、ドイツ人は野菜・果物を作ったり、お花を植えることが好きなのだと実感します。

実は私のマンションにもお庭があるのですが、庭仕事(私にとって園芸は「娯楽」ではなく、あくまで「仕事」笑)はドイツ人の夫任せです。彼も進んで野菜の世話をしたり、小鳥とハリネズミに餌まで与えていて、いつも楽しそうにお庭の面倒を見ています。

 

©Flickr/Ann Althouse
©Flickr/Ann Althouse

3位 クイズ

 

これは雑誌に載っているクロスワード、またはクイズが書かれたカードゲームのことを指していると察します。ドイツの娯楽誌にはクロスワードが付き物。中には賞品がついてくるものまであるので、真剣に解く人がいるのも確か。

 

©Flickr/Peter Pan 2008
©Flickr/Peter Pan 2008

6位 簡単な修理作業

 

修理が趣味の内に入るなんて、と驚く方もいるかと思います。私も園芸同様、修理作業は仕事としてみています。しかし、ドイツ人は家や部屋のインテリアを自分で変えるのが当たり前。壁を塗ったり、張り替えたり、家具を購入し自分で組み立てたり、天井に穴を開け照明を取り付けたり、とテキパキ色んなことに取り組みます。そのため引っ越しもトラックを借りて自分の手で行っている人もいます。

昔、ドイツ人の友達とルームシェアをし始めた頃、彼女の手際の良さに胸を打たれたことがあります。(それと同時に無知な自分に呆れました・・・)何故ならば友達はまるで大工さんのようにドリルで壁に穴を開けたり、ひびが入ったトイレの洗面台を交換したり、中古の家具の色替えをしたいから電動サンダーでコーティングを剥がし、専用ペンキで塗り直すなど様々な作業を自分の手で行っていたからです。私は横に立ち、少し真似てみる子供のような存在でした。しかしお陰様で今では壁塗りぐらいは綺麗にできます!笑