ミュンヘンで妊娠と出産-経験後のメモ書き

2か月前に遡りますが、ミュンヘンで娘を出産しました。破水してから陣痛が始まり、6時間後には産声が聞こえるという第一子にしては早い分娩でした。今日はドイツで出産予定の方のために、(後は今後もし第二子を妊娠した場合に反省点として)事前の準備と注意点をいくつか挙げます。私の経験は主にミュンヘンなどの大都市で産む予定のママさんに役に立つかと思います。

©Unsplash/Andrew Seaman
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妊娠の計画

妊娠をしたい方は産婦人科に一度診てもらった方が良いと思います。子宮がんの検査、利用している避妊薬等の服用停止時期、妊娠前に必要な予防接種など相談してみてください。(例えば百日咳の予防接種は日本人なら子供の時に行っているはずですが、ドイツでは成人も再度行うように勧められています。)

葉酸の摂取もその時に話題に出ると思います。(処方箋なしで薬局で購入できます。)

私はOstbahnhof付近の産婦人科に通っています。女医二人で経営されている小さな病院であり、明るい雰囲気の病院です。女医にこだわりたい方にもお勧めします。

 

妊娠後の準備

私は妊娠検査薬で陽性反応が出た三週間後に産婦人科の検診を受け、妊娠が確定しました。すぐに予約が取れないのは超音波で胎児を確認しにくいためだそうです。母子手帳は3か月目に入った時にもらいました。

 

3か月目には出産準備講座の申し込み、出産する病院、そしてまだまだ先の話ですが産褥の相談相手になってくれる助産婦を探し始めましょう。「え、もう?」と驚かれるかもしれませんが、ミュンヘンは医療機関の激戦区です!助産婦の数も限られているので早いうちに手を打っておいて間違いはありません!

 

出産準備講座 (Geburtsvorbereitungskurs) 

産婦人科でもらえる妊娠関連雑誌に受講できる病院が載っているので、電話してみてください。できれば出産する病院で受講してください。講座を行うのは病院に勤めている助産婦が多いですから、分娩の時にまた会うことがあるかもしれません。知っている人が立ち会うのは精神的に落ち着きますよ!

出産準備講座の回数は病院によって様々です。私が通った病院(Helios Klinikum München West)は毎回2時間、合計7回。その内一回は夫と通いました。講座では陣痛時の呼吸法、マッサージ、分娩に関しての心配事(例えば突然出血した時の対処)など「心の準備」もしてくれ、色んな不安を取り除いてくれます。特に第一子を出産予定の方は受講するべきだと思います。なお、費用は保険会社が全額負担してくれ、パートナーの回のみ25ユーロ払いました。

 

出産する病院 (Geburtsklinik)

これはもう近所の病院に限ります。ミュンヘンではニンフェンブルグ城の近くにあるDritte Ordenが産婦人科だけでなく小児科の設備が整っているのため人気ですが、そこで出産したい場合は母子手帳をもらったらすぐに申し込む必要があります。

逆に私が分娩したFrauenklinik München Westなどは小児科がないので、緊急事態・早産の場合は総合病院(大学病院など)に移る必要があります。個人的には中小病院の方が落ち着きがあって好きなので(産後の入院含め)、もし二人目を妊娠した場合もまた同じ病院を選ぶつもりです。病院選びは出産説明会に参加し、分娩室などを見てから決めるのも手ですね。

 

産褥用の助産婦 (Wochenbetthebamme) 

ドイツでは産後8週間を産褥 (Wochenbett)と言い、母子共に特に最初の2週間は自宅で安静にするよう勧められます。産褥期間中は助産婦の自宅訪問サービスを受けることができ、費用も保険会社が補ってくれます。しかしお世話になっている病院の助産婦が担当してくれるとは限らないので、自分で探す必要があります。このウェブサイトにはバイエルン州の助産婦が登録しており、自分が分娩する時期に空きがある人を見つけることができます。その後は自分で連絡を取ってみましょう。流れとして、電話かメールで連絡を取り、仮申し込みができたら一度会うことになります。その時に契約書をもらい妊娠の進行具合などについて話し合います。私の場合は36週目に入った時にも再度会い、産褥と育児用に用意すべきものなどについて助言を受けました。

実は私は妊娠5か月目に助産婦を探し始めたのですが、時すでに遅し!時期や地区が合わないという理由で幾度断られ、なんとか一人見つけることができました。皆さんは母子手帳を預かったらすぐに探すようにしてくださいね。

助産婦は私にとって育児の素晴らしいサポーターです。赤ちゃんの成長具合を見るだけでなく、自分の胸・おなかもチェックしてくれます。また、授乳がうまくいかない、子供の夜泣きが気になるなど、親の悩みを親身に受け止め様々な助言をしてくれるので、本当に助かっています。

 

小児科 (Kinderarzt)

ドイツでは産後四週目に小児科の検診を受けるように言われています。これをU3(Untersuchung 3)と言います。(U1とU2は出産した病院で行われます。)子供の体重、身長などを測り、健康状態を確かめる検診ですが、小児科の予約は生まれた後では遅いことが判明!ミュンヘンは小児科不足、私の夫は5ー6件電話してやっと1件取れました。(それも4週間後ではなく、6週間後...)よって生まれる前に仮予約した方が無難です!U3を担当してくれる小児科さえ見つかれば、後の検診の予約はスムーズに進みます。

 

産褥体操講座 (Rückbildungsgymnastik)

助産婦が行う産褥体操は産後最低6週間経ってから始めることができます。これは出産した病院が行っているはずなので、問い合わせてみてください。こちらも産後すぐに、もしくは36週目を超えてから申し込んだ方が良いです。

現在私が通っている産褥体操講座は週に一回(合計7回)あり、午前なので赤ちゃんを連れて行って良いことになっています。幸い、娘は公の場ではぐっすり寝てくれるので、私は気にすることなく体操できます(笑)よく泣く子だったら逆に赤ちゃんを連れていけない夕方の講座に申し込んだ方が良いでしょう。この講座も保険が効くのでぜひ利用してください。