ドイツのテレビ番組ってどう思います?

テレビジャンキーではありませんが、夕方にテレビをつけるのが日課です。8時から15分間のARD(ドイツの公共放送)のニュースを見終わると、各チャンネルのゴールデンタイムが始まります。ただ、数あるチャンネルを2回チェックしても、興味ある番組に出会えないことが・・・

 

なぜって、この3点が邪魔しているのです!

  1. 刑事ドラマが多すぎる!死人ばかり見ていられない!
  2. 一般人の中から歌手やモデルを選ぶコンクール番組が毎年繰り返される。何年も見ているとさすがに飽きてしまう。
  3. 他にも似たような内容の番組が様々なチャンネルで展開され、個性が足りない。

具体的に言いますと・・・

  1. 刑事ドラマは国営・民間のテレビ局関係なく、午後から流れています。1話完結型のものがとても多く、ドイツのある都市に焦点を当てたものから、アメリカ、イタリア、トルコなどの刑事ドラマも出てきます。(ドイツとオーストリアのSokoシリーズ、トルコのMordkommision Istanbulなど)
  2.  歌・ダンス・料理・得意技・モデルなどに特化したコンクール番組多し!おもしろいものもありますが、毎年繰り返されるともうウンザリ。多少コンセプトは変わっても、他の放送局が似たようなテーマの番組を放送することもよくあるので更に倦厭してしまいます。例えばモデルのコンクール番組を取り上げますと、第一に有名なのが2006年から続いているGermany's Next Topmodel(Pro7放送)。ハイディ・クルムがファッション業界のスペシャリスト達と女子の教育に努め、最終的にドイツ一のモデルを決めるという話。それとはまた別にVox放送が2012年にカリスマモデルのカロリナ・クルコヴァとエヴァ・パドベルグをコーチとして迎いDas perfekte Modelという別のモデル番組を放送。2016年からはぽっちゃり体型のモデルを探す番組Curvey SupermodelがRTL2放送でオンエアされています。

(Curvey Supermodel、ウェディングドレスでウォーキングする巻。)

 

   3. コンテスト形式でなくても、「この番組、あれと似てるなー」と思わざるを得ない番組はたくさんあります。例えば、 出会いを求める恋愛系の番組。日本にもあった「あいのり」のように知らない者同士をくっつけさせるのが目的の番組が結構多いため、これもまた退屈してしまいます。(農夫が交際相手を探すBauer sucht Frau、イケメンが多くの女性の中から最高の一人を選ぶDer Bachelorなど)

 

番組のマンネリ化が目立つ中、幸い好きになれた番組もあります!

 

Wer wird Millionär (RTL放送、金曜日20:15)                                                                                                                 

一般人が参加できるクイズ番組。正解と共に賞金額が増えていきます。最終金額の100万ユーロを得た人は1999年の放送開始から11人しかいません。というのも質問の分野が幅広く(政治、経済、文化、スポーツ、地理、歴史)、実に博覧強記が問われるからです。

 

Maybrit Illner(ZDF放送、木曜日22:15)とAnne Will(ARD放送、日曜日21:45)

旬なテーマを取り上げる政治トーク番組。政治家(大臣など大物の出演も多い!)、ジャーナリスト、学者などを4-5人集め、司会者のIllner氏及びWill氏が質問をしながら熱い討論を繰り広げます。党同士の意見の対立なども目に見え、政治の理解に役立つので好きです。最近だとドイツの連立協議、トランプ大統領の外交などが話題になっています。

 

 

(2018年1月18日放送のMaybrit Illner。ドイツの2党連立協議(CDUとCSUのUnion、SPD)がテーマ。)

TatortARD放送、金曜日22:00、日曜日20:15

刑事ドラマが多すぎることを非難しましたが、このシリーズは好きです。ドイツ・オーストリアの都市が舞台となっています。個人的にはウィーン版が好き!ペアを組んでいる中年男女刑事のやりとりが微笑ましい(笑)

そして、刑事事件の内容もリアルな社会問題と繋がっていて現実味があります。例を挙げると、ドイツの難民キャンプで起きた殺人事件、ネオナチ・グループの暴動。つい数週間前には完全自動運転車で起きた密室殺人がテクノロジーに勝てない人間の弱さをあらわにしました。

 

(昔から変わらないTatortのオープニング。このレトロ感も好きです。)