日本に住んでいる方と仕事について話す時、よく話題に出るのが労働環境。残業が少ない、有給休暇が多い上、完全消化が当たり前などの理由でドイツ人の仕事ぶりは日本の働き方改革に刺激を与えているのでしょうか。以前、興味本位で「ドイツ人はなぜ、1年に150日休んでも仕事が回るのか」(熊谷徹著、青春出版社)を読んだことがあるのですが、これだけ大手ホワイト企業の話を揃えたら、ドイツを羨ましがる理由が分かったような気がしました。しかしながら、ドイツだって天国ではありません。ここで取り上げるテーマは試用期間。日本にもある制度ですが、ドイツではなかなか厳しい目で見られるのが現実です。