ゴミの分別方法
ドイツのゴミの分別ルールはとても細かいです。日本のように決まった曜日にゴミを出す規定はなく、トンネ(Tonne)という大型コンテナに捨てます。トンネはまとまって住宅地の一角にあるか、マンションの地下に置いてある場合もあります。
生ゴミ (Bio-Müll) → 茶色もしくは緑色のトンネ
古紙 (Altpapier) → 青いトンネ
リサイクル用容器包装 (Verpackungen。緑のリサイクルマークが目印) → 黄色いトンネ、もしくは黄色いゴミ袋(地域による)。プラスチックもしくは金属製の容器包装を捨てます。例えば牛乳パック、ヨーグルトの容器、トマトの缶など。
地域によってはクリーム色のトンネにKunststoff(プラスチック)もしくはMetall(金属)と書かれたものもあります。その場合は表記通りに分別してください。(下の画像参照)
黄色いトンネには全種類のペットボトルを捨てる必要はありません。捨てる前に下のリサイクルマークが付いているか確認し、あればスーパーマーケットでデポジット代を返してもらいましょう。その際は買い先に返すのが一番ですが、HITやEDEKAなどは他店で販売されているペットボトルも受け付けています。
瓶 ・ガラス (Glas) → ガラスの色によって分別。透明なら白いトンネ。緑なら緑。茶色なら茶色。
(瓶のふたやコルク栓は一緒に捨てないようにしてください。またビール瓶はデポジット返金できるものもあります。)
缶、アルミ類 (Dose,Alu) → 瓶同様、専用のトンネもしくは黄色いトンネに捨てて下さい。
再利用できないゴミ (Restmüll) → 灰色のトンネ
電球、ボールペン、歯ブラシ、ゴム製の物、たばこの吸殻、おむつなどを含みます。
粗大ゴミ (Sperrmüll) → 回収してもらう、もしくは自分で届ける
家具、電気製品等を含みます。電話で申し込み、回収してもらいます。各都市に収集所があるのでお問い合わせください。ある程度の大きさまでは回収が無料のところもあります。
ベルリン:https://www.bsr.de/sperrmuell-21705.php
デュッセルドルフ:https://www.awista.de/
フランクフルト:http://www.fes-frankfurt.de
ミュンヘン:http://www.awm-muenchen.de
平日はずっと外出している、回収料金が高すぎるという人はRecycling Hof (リサイクリング・ホーフ)に足を運んでみてください。予約無しで車で入れ、無料でゴミを捨てることができます。場所によっては出せないゴミもあるので、上記のウェブサイトを頼りに事前にチェックしてください。(現地では自分で専用のコンテイナーにゴミを捨ててください。従業員が運んでくれることはありません。)
特殊廃棄物(Sondermüll. 電池、医薬品、体温計、ガソリン、染料など)も回収してもらうか、Recycling Hofに出しましょう!
正しく分別しないとどうなる?
ゴミ収集屋・管理人・大家さんから苦情が来ることがあります。私がよく見かけるのは生ゴミのトンネにゴミが入ったビニール袋をそのまま入れているケース。ビニール袋は黄色いトンネに捨てるべきです。
ゴミ分別に困ったら・・・
ドイツ語ですが、どのゴミがどのトンネに入るか分かりやすく説明しているウェブサイトがあります。参考にしてください。
クレジットカードは海外旅行には欠かせないもの。現地通貨を十分用意していたとしても、念のために持っていた方が安心します。ドイツ旅行に関していえば、ドイツはクレジットカード社会ではありません。