ドイツでアルバイト-ミニジョブって何?

 

ドイツでは所得税が課税されないアルバイトのことをミニジョブ(Minijob)と言います。日本同様、学生のミニジョブは当たり前ですし、定職に就いている人でも生活の足しにミニジョブをしている場合(夜に飲食店で働くなど)があります。

 

非課税の条件

日本では年間103万円以上稼がない限りアルバイトとして所得税を支払う必要はありません。それに比べてドイツでは月450ユーロ(約61000円*)未満もしくは年間5400ユーロ(約74万円*)の収入が非課税の条件です。ミニジョバーは大抵時給をもらいますが、時給以外のボーナス金などをもらった場合もこの最高額を上回らないようにしてください。また、時給はドイツの最低賃金以上の額であることを働く前に確認してください。

 (* 2018年1月のレート参考)

 

備考:2018年1月の最低時給は8,84ユーロ。最低時給で月450ユーロ稼ぐには50,90時間の労働が必要です。ちなみにドイツの最低賃金は州別ではなく、全国で統一されています。

 

ミニジョブの特権と条件

・年金

ミニジョブを始めるとドイツの年金制度に加入することになります。その際、被雇用者は給料の3,6%を支払います。また、年金支払いを拒否することもできます。この場合はその旨を雇用主に申し出てください。なお、短期間のミニジョブをする場合は年金の支払い義務はどちらにもありません。(短期間=最低週5日間で3か月間、もしくは70日間)

 

・災害保険

ミニジョバーも正社員同様災害保険に入っているので、職場で事故などが起きた場合、雇用主が医療費等を負担してくれます。

 

・交通費

ドイツでは交通費を負担してくれる企業はほとんどありませんので、雇用主から何も聞かれなかったら交通費の支払いはないと考えてください。

 

<注意事項>

・ミニジョバーは雇用主を通して健康保険、失業保険、介護保険に加入することはできません。加入を希望する場合は個人もしくは家族で申し込んでください。

 

・様々な雇用主の元でミニジョブを掛け持ちすることは認められています。しかし、収入の限度は変わらないので、例えばミニジョブAで300ユーロ、ミニジョブBで200ユーロ=合計月収500ユーロは450ユーロを超えるので課税対象になってしまいます。

 

450ユーロの価値

月に450ユーロ儲け、一体何に使えるのか?ドイツでの生活を計画する際に実際にかかる生活費の参考にしてみてください。(全て大人一人に足りるように推測しています。)

 

・家賃 

ワンルームアパートやルームシェア(WG)の家賃、うまくいけば光熱費も支払えます。ただし大都市の中心部でこの条件に見合った部屋を見つけるのは非常に難しいです。都心にこだわるなら500-700ユーロは見込むのが現実的です。

 

・食費 

外食の頻度によりますが、自炊中心の生活を心掛けるならば1か月分の食費にはおつりが出るほど十分足りるでしょう。

 

・学費 

ドイツの国立大学は学費がかかりません。私立大学や夜間大学、通信講座などの学費は450ユーロで賄えるケースが多いです。

 

・旅行 

贅沢はできませんが、格安航空会社やユースホステルに頼ってプチ旅行に出かけられます。

 

お役立ちサイト

ミニジョブ・センター https://www.minijob-zentrale.de/

求人サイト Monster https://www.monster.de/

求人サイト Stepstone https://www.stepstone.de/

 (飲食店などは貼紙で募集をかけていることが多いです!)