©Flickr/Berlin Micharl Foto
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ドイツのクリスマスマーケット 

知っておきたい、あれこれ!

 

 

 毎年11月末からクリスマスの間(待降節期間)に行われるクリスマスマーケットはドイツ人にとって寒くても訪れたい交流の場。「火の子」である大人さえ、仕事後にグリューワインを片手に一杯やる姿が見られます。近年はそのクリスマスマーケットの国際化が進み、日本でも体験することができるようになりました。ここではドイツのクリスマスマーケット事情と日本で行われているイベントの総合ガイドをいたします!

©Flickr/Jeroen Kransen
©Flickr/Jeroen Kransen

目次:

1.クリスマスマーケットの歴史

2.各都市の開催期間

3.味わうグルメ

4.楽しむショッピング

5.ミュンヘンとテュービンゲンのテーママーケット

6.日本で体験できるドイツ式クリスマスマーケット

 

 

1.クリスマスマーケットの歴史

 ドイツのクリスマスマーケットの歴史は14世紀に遡ります。当時は数週間ではなく、もっと短期間で冬用の必需品販売を目的に市場が開催されていました。商品として並んだのは食品や衣料品。クリスマス前ということで徐々におもちゃ、かご、菓子パンなどを作る職人もブースを持つようになりました。今日でもマーケットの定番おやつとして売られている焼き栗と炙りナッツは昔からの伝統食品です。世界で最も有名なニュルンベルクのクリスマスマーケットは16世紀から続いています。

 クリスマスマーケットはドイツ語でWeihnachten(ヴァイナハテン。クリスマスの意)とMarkt(マルクト。市場の意)を繋げてWeihnachtsmarkt(ヴァイナハトマルクト)と言います。地域によってはChristkindlmarkt(クリストキンドルマルクト。Christkindとはクリスマスに登場する天使を指す)とも呼ばれています。

 

2.各都市の開催期間

 2018年度の開催期間は既に日本語の旅行サイトなどで公表されています。ぜひこちらのウェブサイトをご参照ください。

ドイツ・エクスプレス:2018年ドイツ各地のクリスマスマーケット開催日程

 クリスマスマーケットは一都市に一カ所存在するわけではなく、大・中都市では中心街以外の場所でも行われています(駅前や小さな広場など)。場所によっては開催期間が短かったり、週末のみのところもあります。開催の時間帯は大抵11時から21時頃までですが、念のため出かける前にお調べ下さい。

 

©Flickr/Photeka
©Flickr/Photeka

3.味わうグルメ

 ドイツではどこの地域でも大体同じ内容のクリスマスマーケットが開かれます。多くの市場で味わえる定番フードとドリンクは・・・

 

・グリューワイン(赤ワインベースが主流ですが、ブースによっては白もあり!)

・メット(熱いハニーワイン)

・その他熱いアルコール(ラム酒入りりんごジュースなど)

・ソーセージ入りのパン

・チョコバナナ、チョコ苺

バニラとベリーソースがかかったダンプフヌードル。©Flickr/Tylluan.du
バニラとベリーソースがかかったダンプフヌードル。©Flickr/Tylluan.du

・フライドポテトなどの芋料理

・ケーゼシュペッツレ(チーズと玉ねぎのマカロニグラタン)

・フラムクーヘン(ドイツ風ベーコン入りピザ)

・ダンプフヌードル(バニラソースがかかった蒸し饅頭)

などです。デポジット制のブースが多いため、食器は持ち帰らないように!クリスマスモチーフのかわいいマグカップ等は別ブースで販売されています。

星の照明。©Flickr/Elisavhout
星の照明。©Flickr/Elisavhout

4.楽しむショッピング

 お腹を満たす以外にできることと言えば、お買い物!クリスマスマーケットではこんな品物が販売されています。

・ろうそくや石鹸

・編み物

・毛皮品

・おもちゃ

・木材の置物やツリーの飾り

・食器や台所グッズ

・インテリア用品

 

©Flickr/Klasse im Garten
©Flickr/Klasse im Garten

 手作りの物が多い上、クリスマスシーズン以外にも使用できる商品があるのが嬉しいです。例えば、私が9年ほど前に訪れたクリスマスマーケットでは木材の食器と調理器具が販売されていて、そこで手に入れた木べらは今でも使っています。

5.ミュンヘンとテュービンゲンのテーママーケット

 ドイツではあるテーマを基に開催されるクリスマスマーケットもあります。定番の市場をもう体験したことがあるならば、次は他の楽しみがある場所に行ってみてはいかがでしょうか?

©Tollwood/Bernd Wackerbauer
©Tollwood/Bernd Wackerbauer

ミュンヘンの国際的マーケット「トルヴート」

 オクトーバーフェスト(ビール祭り)の開催地として有名なテレージエン緑地が冬になるとトルヴート(Tollwood)という国際的なクリスマスマーケットに変貌します。何が国際的かというと、屋台とテント内で販売されている食べ物や製品。スイスのラクレット、タイカレーなど普通のクリスマスマーケットでは食べられないものがたくさんあるのです。お買い物でいえば、色んな国の工芸品やジュエリーもあり、クリスマスプレゼントを買うのにも適しています。

 更なる特徴はトルヴートは大晦日まで開催されているため、カウントダウンを過ごすこともできます。また、オープン時間も他と比べて長く、夜遊びも可能です。野外だけでなく、テント内でも楽しめる市場なので、悪天候でも長居できるのが魅力。

 

Tollwoodオフィシャルサイト

2018年度開催期間:11月23日-12月31日(平日14時から1時、週末11時から1時)

開催場所:テレージエン・ヴィーゼ(ミュンヘン中央駅からトラムか地下鉄で約10-15分)

 

©Schokoladenfestival chocolART
©Schokoladenfestival chocolART

テュービンゲンの「ショコラルト」

 チョコレートの大ファンならぜひ訪れてほしい!シュトュットガルトから電車で約1時間かかるテュービンゲンという古都では毎年チョコレート専門のクリスマスマーケットが繰り広げられます。その名はフランス語でショコラとアートを掛けた「ショコラルト」(chocolART)。チョコレートをおいしく味わえるだけでなく、芸術的にも扱っている市場です。色んなワークショックもあり、チョコレートの知識を深めるにも最適。但し開催期間が短いので、お早めにご計画を!

 

chocolARTオフィシャルサイト

2018年度開催期間:12月4日-9日(火13時-20時、水-金10時-20時、土10時-22時、日11時-18時)

開催場所:旧市街(トゥービンゲン駅から徒歩約10分)

 

6.日本で体験するドイツ式クリスマスマーケット

 近年、ドイツのクリスマスマーケットは知名度を上げ、イギリスや日本でも非常に似たイベントを体験できるようになりました。ドイツまで旅行できない方に、日本各地で行われているクリスマスマーケットの一覧をご紹介します。

札幌ミュンヘン・クリスマス市(2018年11月22日-12月25日)

東京ソラマチ クリスマスマーケット(2018年11月8日-12月25日)

六本木ヒルズ クリスマスマーケット(2018年11月23日-12月25日)

日比谷公園 東京クリスマスマーケット(2018年12月14日-12月25日)

横浜赤レンガ倉庫のクリスマスマーケット(2018年11月23日-12月25日)

大阪ドイツクリスマスマーケット(2018年11月16日-12月25日)

名古屋クリスマスマーケット(2018年12月8日-12月24日)

福岡クリスマスマーケット(2018年11月13日-12月25日)